- 松田コラム
睡眠なんて
院長松田です
まずはこちらの記事をご覧ください。↓
http://www.huffingtonpost.jp/foresight/health-and-business_b_8015918.html
特に共感できるのは↓
「飲み過ぎて眠れず、朝は食欲がなくて、疲れを感じ動きたくない」という経験はありませんか? これは「負のスパイラル」です。一方、「朝軽い運動をした後、野菜たっぷりの朝食を摂取して1日アクティブに過ごし、夜はぐっすり眠れた」という経験はどうでしょうか。こちらは「正のスパイラル」ですね。
~ここまで本文より転載~
ここからは記事を読んだ上でのぼくの主観です。
睡眠がとても大事なことにはなんの異論もありません。
でもぼくは敢えて、
睡眠なんて、と思うのです。
食べる、動く、眠るの3つが健康寿命を高めるポイントであることは間違いないんですが、
食べる、と動く、は
能動的なものです。つまり、自分の意思でコントロールするものということです。
眠る、はどうでしょう。
食べる、と動く、他にも心因的要因など生活習慣の影響を受け、結果生じるもので非常に受動的なものと考えられないでしょうか。
今日は深く眠るぞ!とか、できる人いないですよね。
眠ることをコントロールする手先のテクニックは色々あると思いますが、それらは効果があるうちはいいのですが、効果がなくなると、他のナニかを探すハメになり、雨漏りにバケツ的対処のループがはじまります。
だから、ぼくは眠ることは大事だけど特に大事だ!と意識しません。
気にしたって眠れないときは眠れない。
身体が眠りたいときはイヤでも眠くなる。
不眠症の最大の敵は
「ちゃんと寝ないと翌日にたたる、体調が悪くなる」
といった脅迫観念だそうですね。
先日いらした患者さんから不眠の相談を受けました。まさにそんな状態におちいっており、睡眠薬がどんどん利かなくなって、藁にもすがる思いで来院されました。
ぼくは施術に加えて、睡眠に関して専門外ですし、
医学的な診断に関わることは言えませんが、と前置きをした上で
二つのアドバイスをさせてもらいました。
二日後にいらして、入ってくるなり、
「先生、あの日、6時間半寝られました!!」
「良かったです。ぼくなんて昨日二時間しか寝てないです(笑)」
「えー!!先生にしてみたら、あたしなんて不眠に入らないんじゃないですか(笑)」
「(笑)そうかもしれません」
睡眠は寝床に入った時点でもう勝負は決まっています。
よく動けば、泥のように寝れる。
ただそれだけ。
肉体疲労は睡眠の最高のスイッチです。
よく動いてよく寝て、体調がよくなり、いい気分になれば、食べるものも美味しい。
前向きにもなる。くよくよしなくなる。
僕が運動をしつこく薦めるのは
運動から始まる正のスパイラルによって自立神経、ホルモンバランスは整い、
生活に張りが出て、しっかり消化吸収排泄できるコンディションになるからです。
運動がもたらす最高の効果をあえてあげるなら
達成感と満足感。
生きがいってそういうことだとぼくは思うのです。
睡眠なんて意識してもムダ。
勝負を決するのは、
その日、どう過ごしたか?
です。
フォーカスすべきは睡眠に非ず(^_^)ノ