サ
座位(ざい)
姿勢
椅子や床に座った状態を指します。座位姿勢が悪いと骨盤のゆがみや腰痛、肩こりの原因となります。
整体では、正しい座り方の指導や骨盤の調整を行い、座位による身体への負担を軽減します。
注釈:デスクワークが多い人には特に重要な概念です。
座位姿勢(ざいしせい)
姿勢
座ったときの姿勢を指します。
不良な座位姿勢は腰痛や猫背の原因となるため、整体では正しい座り方や姿勢の改善指導を行います。
注釈:長時間の座位は血行不良や筋肉の硬直を招くため、定期的なストレッチが推奨されます。
再発予防(さいはつよぼう)
その他
施術による一時的な症状の改善だけでなく、症状を繰り返さないようにするための取り組みを指します。
整体では、再発予防として筋力トレーニングや姿勢改善、日常生活でのアドバイスを行うことが多いです。
注釈:整体後のセルフケアが再発予防に大きく寄与します。
鎖骨(さこつ)
身体の部位
胸骨と肩甲骨をつなぐS字型の骨で、肩や腕の動きを支える重要な役割を果たします。
鎖骨が歪むと肩こりや首の痛み、さらには胸郭のバランスが崩れることで呼吸が浅くなることもあります。
整体では、鎖骨周辺の筋肉や骨の位置を整えることで症状を改善します。
注釈:姿勢の崩れが鎖骨のゆがみを引き起こすことがあります。
坐骨(ざこつ)
身体の部位
骨盤を構成する骨の一部で、臀部(お尻)の座る際に体重を支える部分です。
坐骨は歩行や姿勢保持にも関与し、坐骨周辺の筋肉や靭帯が緊張することで腰痛や股関節の不調を引き起こすことがあります。
整体では、坐骨周辺の筋肉や骨盤のバランスを整える施術が行われます。
注釈:坐骨神経痛などの症状がある場合、この部分の調整が重要です。
坐骨神経(ざこつしんけい)
身体の部位
人体で最も太く長い神経で、腰から足先まで伸びています。
坐骨神経が圧迫されたり炎症を起こすと、腰からお尻、太もも、ふくらはぎにかけて痛みやしびれが生じる「坐骨神経痛」が発生します。
整体では、坐骨神経への圧迫を軽減するため、骨盤や背骨の矯正が行われます。
注釈:慢性的な腰痛や長時間座っていることで悪化することがあります。
坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)
状態
腰から足にかけて走る坐骨神経が圧迫されることで生じる痛みやしびれ。
注釈:原因としては椎間板ヘルニアや梨状筋症候群などが挙げられます。
整体では腰椎や骨盤の調整を行い、神経の圧迫を軽減しますが、医療機関での診断と並行して行うことが重要です。
左右バランス(さゆうばらんす)
状態
身体の左右の筋力や骨格の均衡を指します。
左右のバランスが崩れると、肩こりや腰痛、膝の痛みなど、全身に不調が現れやすくなります。
整体では、骨盤や背骨、肩甲骨などの調整を通じて、左右のバランスを整える施術を行います。
注釈:利き手や日常の姿勢の偏りがバランス崩壊の原因となります。
三角筋(さんかくきん)
身体の部位
肩の表面に位置する筋肉で、腕の挙上や回旋を担います。
三角筋が硬くなると肩の動きが悪くなり、肩こりや腕の痛みの原因となることがあります。
整体では、三角筋の柔軟性を取り戻すための施術が行われます。
注釈:肩のトラブルを抱える人にとっては重要な部位です。
座骨結節(ざこつけっせつ)
身体の部位
坐骨の下部に位置する骨の突起部分で、座る際に体重を支える箇所です。
座骨結節周辺の筋肉が硬直すると、座るときの痛みや腰の不調を引き起こすことがあります。
整体では、この部分の筋肉や靭帯を緩め、骨盤のバランスを整えることで症状を改善します。
注釈:座りすぎによる筋肉疲労が痛みの原因になることがあります。
最大酸素摂取量(さいだいさんそせっしゅりょう)
状態
運動時に体が最大限利用できる酸素の量を指します。
身体機能や代謝の指標として重要であり、筋肉や心肺機能の健康状態を反映します。
整体では、体幹や呼吸筋の調整を行い、最大酸素摂取量を向上させるサポートをすることがあります。
注釈:スポーツ選手や運動愛好者にとって重要な指標です。
シ
四十肩・五十肩(しじゅうかた・ごじゅうかた)
状態
肩関節周囲の炎症や筋肉の硬化により、腕が上がらない、肩が痛む状態。
整体では肩甲骨周辺の筋肉を柔らかくし、肩関節の動きを改善します。
注釈:初期段階で適切なケアを行わないと、症状が慢性化しやすいため早期の対応が推奨されます。
矢状面(しじょうめん)
身体の部位・姿勢
体を左右に分ける仮想の平面のこと。姿勢評価や骨盤の傾きチェックで重要です。
注釈:姿勢分析や動作確認で使用される解剖学的な用語で、正しい体のバランスを理解するために不可欠です。
姿勢矯正(しせいきょうせい)
施術を表す専門用語
不良姿勢(猫背、反り腰など)を改善する整体の施術方法。
背骨や骨盤の歪みを整え、筋肉のアンバランスを調整することで正しい姿勢に導きます。
注釈:特にデスクワークやスマホ使用で悪化しやすい姿勢の改善には、定期的な施術と自宅での姿勢トレーニングが効果的です。
姿勢保持(しせいほじ)
姿勢
体を安定した状態で保つための筋肉や関節の働きのことを指します。
正しい姿勢保持は、骨格や筋肉への負担を軽減し、腰痛や肩こり、首の痛みなどの不調を予防するうえで重要です。
整体では、姿勢保持に関わる筋肉のバランスを整え、無理なく安定した姿勢を維持できるようにサポートします。
注釈:長時間のデスクワークやスマホの使用による姿勢不良は、姿勢保持力の低下を招くことがあります。
持続圧(じぞくあつ)
施術を表す専門用語
筋肉やトリガーポイントに一定の圧を加え続ける手技。筋肉の緊張を和らげ、血流を促進します。
注釈:筋膜リリースにも応用される技法です。
触診(しょくしん)
施術を表す専門用語
整体師が患者の身体を直接触って異常や筋肉の硬直、骨格のゆがみを確認する診断法です。
触診により、施術すべきポイントを特定し、適切な治療を行います。
注釈:正確な触診は経験豊富な整体師のスキルに依存します。
手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)
状態
手首の手根管と呼ばれる部分で神経が圧迫され、手や指に痛みやしびれが生じる状態。
スマホやパソコンの使用過多が主な原因となります。
整体では、手首周りの筋肉や腱の緊張を緩和し、血流を改善する施術を行います。
注釈:初期段階での施術が重要で、放置すると悪化する可能性があります。
手根骨(しゅこんこつ)
身体の部位
手首を構成する8つの小さな骨を指します。
舟状骨、月状骨、三角骨、豆状骨、大菱形骨、小菱形骨、有頭骨、有鈎骨から成り立ち、それぞれが関節としてつながり、手首の動きを支えています。
これらの骨の位置や動きが崩れると、手首の痛みや可動域の制限が生じることがあります。手根骨の調整は、整体における手首の施術で重要な部分です。
注釈:手根管症候群は、この部位で神経が圧迫されることで引き起こされる症状です。
手掌(しゅしょう)
身体の部位
手のひら部分を指し、触覚を感じるセンサーが多数分布しています。
手掌は物をつかむ、押すなど、さまざまな動作を行う際に重要な役割を果たします。
整体では、手掌の緊張を解きほぐすことで、手や腕全体の疲れや痛みを改善するアプローチが取られることがあります。
注釈:手掌の緊張は、指や手首に痛みを引き起こす「スマホ指」や「腱鞘炎」と関連することが多いです。
手技ストレッチ(しゅぎすとれっち)
施術を表す専門用語
整体師が手を使い、筋肉や関節をゆっくりと伸ばす施術方法です。
患者がリラックスした状態で行われるため、筋肉がより深いところまで緩む効果が期待できます。
慢性的な肩こりや腰痛、運動不足による筋肉の硬直に効果的です。
注釈:患者の可動域や体の状態に合わせてストレッチを行うため、無理なく施術が進められます。
手技療法(しゅぎりょうほう)
施術を表す専門用語
整体師が手を使って筋肉や関節に直接アプローチする療法です。
筋肉の緊張を緩め、関節の動きを改善し、血流やリンパの流れを促進します。
適切に行うことで痛みの軽減や可動域の改善に効果があります。
特に、機械を使用せずに手技のみで行うため、個別の体の状態に合わせた柔軟な対応が可能です。
注釈:手技療法は、医療行為に含まれない非侵襲的な施術であり、国家資格が必要な施術者と民間資格の施術者が存在します。
身体可動域(しんたいかどういき)
状態
関節や筋肉が動く範囲のこと。可動域が狭くなると、日常動作やスポーツでの動きに支障をきたします。
整体では、可動域を広げるための施術が行われます。
注釈:ストレッチも可動域拡大に有効です。
身体バランス(しんたいばらんす)
姿勢
左右・前後の筋肉や骨格のバランスのこと。
身体バランスが崩れると、腰痛や肩こり、関節痛の原因となります。
整体ではバランス調整を通じて症状改善を目指します。
注釈:スポーツパフォーマンス向上にも関連します。
靭帯損傷(じんたいそんしょう)
状態
関節を支える靭帯が損傷することで、関節の不安定性や痛みが生じる状態です。
整体では、靭帯周囲の筋肉を強化する施術を行います。
深部筋(しんぶきん)
身体の部位
体幹や関節を支える深い位置にある筋肉。整体ではこれらを鍛えたり緩めたりすることで姿勢改善や痛みの軽減を図ります。
注釈:深部筋(インナーマッスル)は、運動不足で弱化しやすいため、施術とともにトレーニングが効果的です。
ス
ストレートネック
状態
首の自然なカーブが消失し、まっすぐな状態になること。
スマホやパソコンの使用が原因で起こりやすく、整体では頚椎の調整や姿勢改善を行います。
注釈:長時間のスマホ使用や不良姿勢が主な原因となるため、こまめな休憩やストレッチが必要です。
スマホ腱鞘炎(すまほけんしょうえん)
状態
スマホ腱鞘炎は、スマートフォンの過剰使用によって指や手首の腱と腱鞘(けんしょう)に炎症が起こる状態です。
特に親指を多用することで「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」という親指の腱鞘炎を引き起こすことが多いです。
主な症状
- 親指の付け根や手首の痛み・腫れ
- 指を動かすと痛みが増す
- 手首を回すとズキズキする痛み
主な原因
- 繰り返しの親指の動作:スクロールやタップの反復
- 長時間のスマホ使用:腱に過度な負担がかかる
整体でのアプローチ
- 手首・指の可動域改善:負担のかかっている腱周囲の組織を緩める
- 前腕の筋肉調整:腱の動きをサポートする前腕の筋肉をケア
- 全身の姿勢改善:根本的な負担を軽減するため、肩や背中のバランスも整える
注釈:スマホ腱鞘炎は慢性化しやすく、悪化すると手術が必要になることもあります。
早期の休息や適切な治療で、症状の進行を防ぐことが重要です。
また、スマホの持ち方や使用頻度の見直しが再発予防に役立ちます。
スマホ肘(すまほひじ)
状態
スマホ肘とは、長時間のスマホ使用により、肘の内側にある尺骨神経が圧迫されて発生する症状です。
肘の痛みだけでなく、小指や薬指にしびれや感覚異常が現れることが多いです。
この症状は「肘部管症候群」とも関連があります。
主な症状
- 肘の内側の痛みや違和感
- 小指・薬指のしびれ、感覚低下
- 指を動かしにくくなることも
主な原因
- 肘を長時間曲げたままの姿勢:スマホを持つときの肘の固定が神経を圧迫
- デスクワークや読書の姿勢:肘を机に押し付けたままの状態
整体でのアプローチ
- 神経の圧迫を軽減する調整:肘周囲の筋肉や靭帯を緩める
- 姿勢指導と改善:肘に負担をかけない使い方の提案
- 肩・首の可動域改善:全身のバランスを整えることで肘への負担を減らす
注釈:スマホ肘は進行すると、指の運動障害や筋力低下を引き起こすことがあります。
初期症状を見逃さず、早期の対応を心がけましょう。
また、症状が長引く場合は神経系の専門医への相談も推奨されます。
スマホ指(すまほゆび)
状態
スマホ指とは、スマートフォンの長時間使用によって指に痛みやしびれ、こわばりなどの不調が生じる状態を指します。
特に親指を酷使することで、腱鞘炎や関節痛を引き起こすことが多く、日常生活でスマホの操作が困難になることもあります。
主な症状
- 親指の付け根や第一関節の痛み
- 指を動かすとカクカクする「ばね指」症状
- 指のしびれや感覚異常
- 握力の低下、指のこわばり
主な原因
- 長時間のスマホ操作:特に片手でのスクロールやタップの繰り返し
- 無理な指の姿勢:親指を不自然に伸ばしたり、固定した状態で使用すること
整体でのアプローチ
- 手首・指のストレッチ:腱や筋肉の柔軟性を高める
- 手首や肩の関節調整:全体のバランスを整え、負担を軽減
- 姿勢改善:スマホ操作時の姿勢指導
注釈:スマホ指は一時的な痛みとして放置されがちですが、放置すると慢性的な腱鞘炎や変形性関節症へと進行することもあります。早期のケアと適切な姿勢の見直しが重要です。
セ
静的ストレッチ(せいてきストレッチ)
施術を表す専門用語
筋肉を静止状態でゆっくり伸ばすストレッチ方法。整体では柔軟性の向上やリラクゼーションの目的で用います。
注釈:無理に筋肉を伸ばすと逆効果となる場合があるため、適切な力加減で行いましょう。
生理的湾曲(せいりてきわんきょく)
状態
背骨の自然なカーブ(首の前弯、背中の後弯、腰の前弯)。
このカーブが崩れると腰痛や首痛の原因となるため、整体では正しい湾曲を取り戻す施術を行います。
注釈:湾曲が失われた状態が長期間続くと、椎間板への負担が増大するため、早めの対応が重要です。
脊柱(せきちゅう)
身体の部位
背骨を構成する椎骨の連なりで、身体を支える中心。
脊柱の歪みが痛みや不調の原因となるため、整体では脊柱のバランス調整を行います。
注釈:脊柱の調整は慎重に行う必要があり、資格を持った整体師による施術が推奨されます。
脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)
背骨に沿って走る筋肉で、姿勢を支える役割があります。
この筋肉の緊張や疲労が肩こりや腰痛の原因になることが多く、整体では重点的に施術を行います。
浅層筋(せんそうきん)
身体の部位
体表に近い筋肉。こりや緊張がたまりやすく、整体では深層筋とあわせてアプローチする。
ソ
側弯症(そくわんしょう)
状態
背骨が横に曲がった状態。
原因は遺伝や姿勢の悪さなどが挙げられ、整体では背骨や筋肉のバランスを調整して姿勢を改善します。
注釈:重度の場合は医療機関と連携しながら整体を進めることが推奨されます。
反り腰(そりごし)
状態
骨盤が前傾し、腰が過剰に反った状態。
不良姿勢の一種で、腰痛の原因となることがあります。
整体では骨盤の位置を整え骨盤の傾きを調整することで、筋肉のアンバランスを改善し腰への負担を軽減します。
注釈:反り腰は日常生活の癖が原因となることが多く、姿勢指導と自宅での運動が併用されることがあります。
デスクワークの姿勢不良やハイヒールの常用、運動不足腹筋の弱さが反り腰の原因になることが多いです。
損傷(そんしょう)
状態
筋肉や関節、神経などが外傷や過度の負荷によって傷つくこと。整体では適切な施術とリハビリを通じて回復を促します。
注釈:損傷の程度によっては専門医による診断が必要です。