ラ
ラウンドショルダー(らうんどしょるだー)
姿勢
ラウンドショルダーとは、肩が前方に丸まった状態を指す姿勢異常で、日本語では「巻き肩」とも呼ばれることがあります。
この姿勢は、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用など、前かがみの姿勢を続けることが原因で起こりやすく、現代人に多く見られる特徴的な姿勢です。
特徴と影響
- 肩が前方に突き出し、背中が丸くなる。
- 首や肩のこり、頭痛、背中の痛みの原因となることがある。
- 呼吸が浅くなり、疲れやすくなる傾向がある。
- 姿勢のバランスが崩れ、猫背やストレートネックを助長する可能性がある。
主な原因
- 長時間のパソコン作業やスマホ使用
- 運動不足による筋力低下
- 胸筋の緊張と肩甲骨周囲筋の弱化
改善方法
- ストレッチ:胸の筋肉(大胸筋)を中心に伸ばすことで、肩が自然な位置に戻りやすくなります。
- 筋力強化:肩甲骨を寄せる動作を意識したエクササイズ(例:肩甲骨のリトラクション)を行うことで、正しい姿勢をサポートします。
- 日常姿勢の見直し:こまめな姿勢のリセットと、長時間の前かがみ姿勢を避けることが重要です。
注釈:巻き肩はラウンドショルダーという名称でも呼ばれることがあり、両者はほぼ同義語として扱われます。
いずれも肩の前方突出を示す姿勢異常ですが、ラウンドショルダーは特に見た目の丸みを強調する表現として使われることが多いです。
定期的な姿勢の確認と、筋肉のバランスを整えることが予防と改善の鍵となります。
ラジオ波治療(らじおはちりょう)
施術を表す専門用語
高周波エネルギーを用いて体の深部を温め、血行促進や代謝向上を図る治療法。
注釈:整体施術の補助療法として、筋肉の緊張緩和や慢性痛の軽減に使用されることがあります。
ラテラルライン(らてらるらいん)
身体の部位
ラテラル・ライン(Lateral Line:LL)とは、首の胸鎖乳突筋から足底の腓骨筋まで続く筋膜ラインで、体の外側を支えています。
このラインは、体幹と下肢を協調的に安定させ、側方運動や体幹の回旋運動を可能にする重要な役割を担っています。
このラインが凝ると表れやすい症状
- スマホ首(長時間のスマートフォン使用による首の前傾姿勢が影響)
- 首や肩のこり
- 浅い呼吸(胸郭周辺の硬さが原因となることがある)
- 身体のふらつき(バランス感覚の低下)
効果的なストレッチ
- 側屈ストレッチ:体を真横に倒すことで、体側の筋膜をしっかり伸ばします。
- 腰のひねり運動:座った状態で上半身を左右にひねることで、体幹の回旋可動域を改善します。
- スタンディングラテラルストレッチ:立ったまま片手を頭上に上げ、反対方向へ体を倒すことで側面をしっかり伸ばします。
注釈:筋膜リリースでは、このラインの柔軟性を高めることで体幹の安定性を向上させ、姿勢の改善や運動パフォーマンスの向上が期待されます。
また、日常生活における姿勢のクセが原因で硬くなりやすい部位でもあるため、定期的なケアが重要です。
リ
立位(りつい)
姿勢
立っている姿勢のこと。姿勢評価の基本姿勢として使用されます。
注釈:正しい立位姿勢は、腰痛や肩こりの予防に重要な要素です。
リハビリテーション(りはびりてーしょん)
施術を表す専門用語
身体機能の回復を目的とした訓練や治療の総称。整体でも機能改善の一環として用いられます。
注釈:運動療法や姿勢矯正もリハビリの一部とされることがあります。
リフレクソロジー(りふれくそろじー)
施術を表す専門用語
足裏や手の特定のポイントを刺激することで、全身の健康状態を整える療法。
注釈:整体と組み合わせることで、血流改善やリラクゼーション効果が期待されます。
リリース(りりーす)
施術を表す専門用語
筋肉や筋膜の緊張を解放するテクニック。特に筋膜リリースが有名です。
注釈:慢性的なこりや痛みの緩和、可動域の改善を目的として施術されます。
リンパ(りんぱ)
身体の部位(循環系)
体内の老廃物や余分な水分を排出するための重要な流体循環系。
注釈:リンパの流れが滞ると、むくみや冷えが生じやすくなり、整体でのリンパケアが有効です。
ル
ルーズショルダー(るーずしょるだー)
状態
肩関節の可動域が広すぎて不安定な状態。スポーツ選手に多く見られます。
注釈:安定性を高めるための筋力トレーニングや姿勢改善が必要です。
ルート神経(るーとしんけい)
身体の部位(神経系)
脊髄から枝分かれして全身に伸びる神経のこと。
注釈:坐骨神経痛や神経障害の原因となることが多く、整体施術での重要な評価ポイントです。
ルートマッサージ(るーとまっさーじ)
施術を表す専門用語
筋肉の深部にアプローチして、神経や血管の圧迫を緩和する手技療法。
注釈:慢性的な痛みやしびれの改善に効果が期待されます。
ループ姿勢(るーぷしせい)
姿勢
骨盤が前傾し、背中が過剰に反った不良姿勢。
注釈:腰痛や背中の張りの原因となり、整体での矯正が推奨されます。
ルンバールサポート(るんばーるさぽーと)
施術を表す専門用語
腰椎(ルンバール)をサポートするための器具や施術法。
注釈:腰痛予防や姿勢改善のために使用されます。
レ
冷却療法(れいきゃくりょうほう)
施術を表す専門用語
アイシングなどで局所を冷やし、炎症や腫れを抑える治療法。
注釈:急性期のけがや痛みの軽減に使用されます。
レイノー現象(れいのーげんしょう)
状態
寒さやストレスによって指先が白くなり、血流が悪化する現象。
注釈:血行不良や自律神経の乱れが関与しており、整体での循環改善が有効です。
レジスタンストレーニング(れじすたんすとれーにんぐ)
施術を表す専門用語
抵抗を利用して筋力を強化するトレーニング法。
注釈:筋力バランスの改善やリハビリの一環として取り入れられます。
レッグアライメント(れっぐあらいめんと)
姿勢
脚の骨や関節の整列状態。正しいアライメントは膝や足首への負担を軽減します。
注釈:O脚やX脚の矯正において重要な評価ポイントです。
レッグレイズ(れっぐれいず)
施術を表す専門用語
仰向けで足を上げる運動で、腹筋や股関節周りの強化に効果的。
注釈:骨盤の安定性向上や腰痛予防に役立ちます。
ロ
ロータリーカフ(ろーたりーかふ)
身体の部位(筋肉群)
肩関節を安定させる4つの筋肉群(回旋筋腱板)の総称。
注釈:肩こりや五十肩の原因となることが多く、整体でのケアが必要です。
ローテーション(ろーてーしょん)
施術を表す専門用語
関節や体幹を回旋させる動作。可動域の改善や柔軟性向上に役立ちます。
注釈:背骨の可動域評価やリハビリ運動として使用されます。
ローテーションストレッチ(ろーてーしょんすとれっち)
施術を表す専門用語
体幹や関節を回旋させながら行うストレッチ。柔軟性向上や筋肉の緊張緩和に役立ちます。
注釈:特に腰痛や肩こりの予防・改善に効果が期待されます。
ロールアップ(ろーるあっぷ)
施術を表す専門用語
背骨を丸めながら体を起こす動作。腹筋や体幹の強化に効果的です。
注釈:ピラティスや姿勢改善プログラムでよく使用されます。
肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)
状態
肋骨間の神経が圧迫され、胸や背中に鋭い痛みを感じる状態です。整体では、背骨や肋骨の調整を行い、神経の圧迫を解消することで症状を改善します。
ロッキング現象(ろっきんぐげんしょう)
状態
膝関節が動かなくなる現象。半月板損傷などが原因となることが多い。
注釈:膝痛の診断や施術計画の参考になります。